サムスン電子が2010年5月「5大次世代事業」の一つとして選んだ発光ダイオード(LED)事業の照明分野を事実上、手放すことを決めた。サムスン電子は、LED照明に関する海外事業(販売、マーケティングなど)を全面的に中断することを決定したと26日、明らかにした。現在、北米とヨーロッパなどの主要海外法人と支社でLED照明関連の業務を担当していた組織と人材を撤収させている。また、海外の取引先にも「もうLED照明関連の海外事業を進めない」と通知した。
サムスン電子の関係者は「比較的遅く市場に参入したが、既存企業との競争が激しかった上、最近では低価格攻勢を繰り広げる会社も多くなり、このように決定した」とし「今後は、LED部品事業に注力する計画だ」と述べた。
白熱灯とハロゲン照明より寿命が長くて消費電力が少なく、次世代の照明として脚光を浴びるLED照明は、フィリップスとオスラムなどの欧州系グローバル電子企業が市場をリードしている。また、最近では中国を中心に価格競争力を前面に出した中堅・中小企業の挑戦も侮れない。サムスン電子は、当分の間、韓国ではLED照明事業をたたまない計画である。
【記事】
http://economy.donga.com/home/3/all/20141026/67453437/2
生き馬の目を抜く業界で巨大企業として生き残る方法の一つだな