今年2兆ウォンを超える莫大な営業損失を出して、創業以来最悪の危機に直面している現代重工業労組が、最終的に20年ぶりのストライキを選択した。
現代重工業労組は31日、内部会議で、11月7日に2時間の部分ストライキをすることを決定した。現段階では部分ストライキだが、今後全面ストライキに進む前哨戦になる、と造船業界では分析している。現代重工業の関係者は「部分スト→1日ストライキ→全面ストライキと徐々に強度を高めていく可能性がある」と説明した。
労組が、最終的にストライキを選択した場合、現代重工業の経営にも非常事態がかかるものと見られている。海洋・陸上プラント分野の無理な受注の結果、3・4四半期だけで1兆9,346億ウォンに達する莫大な営業損失を出した中、労組がストライキに突入した場合、追加の損失が避けられないからである。30日、現代重工業側は3・4四半期の業績を開示して「朝鮮・プラント分野の工事損失引当金と工程遅延による費用の増加が赤字の原因」と明らかにした。
会社側は全面ストライキが発生した場合、固定費の損失だけでも、一日160億ウォンに達するものと見ている。会社関係者は「もし、労組のストライキ命令が下されたとしても、実際、どの程度多くの労働者がストライキに参加するかはまだ未知数」と説明した。
【記事】
http://economy.hankooki.com/lpage/industry/201410/e20141031173849120250.htm