韓国上場企業の今年第3四半期の業績発表が時価総額を基準に山を超えた中、これまで発表された上場企業の業績が市場の当初の期待(コンセンサス)を大幅に下回っている。
11月2日、トーラス投資証券の「2014年第3四半期の決算発表、低くなる市場期待」資料を見れば、最近3ヶ月間の証券会社が業績見通しを提供した96社の予想営業利益を合算した数値は18兆6000億ウォンだったが、業績発表で明らかになった結果は、14兆3000億ウォンにとどまったことが分かった。これは、期待値を23%も下回っている。
サムスン電子と現代・起亜自動車の業績が大幅に悪化すると早目に予想され、証券会社は業績発表に先立ち、予想値を先を争って下げた。しかし、サムスン電子は、下げられた予測値よりも1兆ウォン以上、現代車は1000億ウォン以上低い営業利益となり、みすぼらしい業績を見せてくれた。
グループの次元で構造調整を進めている現代重工業グループは、「アーニングショック」の代表的な事例であった。証券会社は、現代重工業が1100億ウォンの営業赤字を出すものと予想したが、発表された赤字規模は1兆9350億ウォンで、17〜18倍に達した。サムスン電気、斗山(Doosan)、OCI、現代ロテムなども市場の期待を大きく下回った業績を発表した。
トーラス投資証券リサーチセンターの研究者は「第3四半期の業績発表が半分進んだが、造船が予想を大幅に上回る業績悪化を示しており、かなりの影響を及ぼして第3四半期の成績があまり良くない」とし「今月中旬に決算発表がほぼ終了した後、もう一度指摘することになるだろうが、現時点では、第3四半期の韓国経済の概況は「憂鬱な状況」だ」と述べた。
【記事】
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/662560.html