円安はしばらく続くだろう。(円安が)更に深刻になるとの見通しが続々と登場する中で、産業界に「円安の恐怖」が広がっている。自動車、重工業、鉄鋼、化学、電子など、韓国産業全般にわたってかなりの被害がすでに現実のものとなっている。
6日の為替市場によると、この日の日本円は、948円であり、今後このような現象は続くものと思われる。円安はまず、自動車や航空業界を泣き顔にしている。
ある完成車業界の関係者は「世界市場で日本車に比べ価格競争力が落ちて輸出に影響を受けている」とし「円安が長期化すると、まずは輸出に大きな悪影響がでて、それが業績に現れてきている」と伝えた。特に円安を利用した日本車業界の攻勢が激しく、韓国自動車業界の肩をさらに重くしている。
航空業界は、日本発の顧客が減り心配に包まれている。ある航空会社の関係者は「日韓関係が悪化している傾向に加えて、円安が持続し日本からの観光客の数が減って打撃を受けると予想される」としながら「韓国航空業界は日本の需要が多く、円安に伴う打撃は、韓国内航空業界全体にかけて現れる現象です」と明らかにした。
化学業界は主な競争相手が日本企業なので、円安によって、直接打撃を受ける。情報電子素材とフィルムは、円の価値が下がって収益性の鈍化が現れているというのが業界関係者の話だ。日本の化学メーカーが円安を利用して価格攻勢をかけており、当分の間、化学業界は激しい競争が予想される。
鉄鋼業界も円安により打撃を受けている。業界関係者は「円安が持続し、鉄鋼業界全体に損失が現れている」とし「特に中国の低価格の鉄鋼まで攻勢を広げており、鉄鋼業界は、日本と中国の二重苦に苦しんでいる」と吐露した。
【記事】
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