トヨタがフルチェンジした「オールニューカムリ」の価格を前モデルと同一に設定した。日本車の韓国市場攻略が更に強化されるだろうという展望が出てくる。
18日、韓国トヨタは、ニューカムリの韓国発売を発表し、価格は、2.5ℓガソリンXLEモデル3390万ウォン、2.5ℓハイブリッドXLEモデル4300万ウォン、V6 3.5ℓガソリンXLEモデル4330万ウォンにそれぞれ設定した。会社関係者は「ニューカムリは、完全に変更されたモデルだが、韓国の顧客に競争力のある価格を提示するために、車両価格を引き上げなかった」と説明した。
オールニューカムリ2.5ℓモデルの価格は、現代自動車のグレンジャー2.4ℓ(3024万ウォン)と366万ウォンしか差がない。これにより、今年韓国で不振を収めているトヨタが新型カムリをきっかけに販売が反発するだろうという分析も出ている。日本メーカーが最近発売した車はすべて、円安を活用して競争車種であるドイツ車よりも価格を大幅に下げているという共通項を持っている。
日本車の攻勢に対抗し、現代自動車は11月の一ヶ月間、主力乗用車を特別割引販売する。新型「ジェネシス」を70万ウォン下げた。「アバンテ」と「グレンジャー」も、それぞれ最大260万ウォン、250万ウォン引き下げた。起亜自動車も年末を控えて主要車種を最大180万ウォンまで下げた。
現代自動車は、今回の割引イベントを「インターブランドが発表した世界ブランドランキング40位を記念する為」と明らかにした。しかし、業界では、現代起亜自動車が年末の日本車の攻勢を受け、今年の世界800万台の販売を達成するために、大々的な割引イベントを実施しているものと解釈している。
【記事】
http://www.etoday.co.kr/news/section/newsview.php?idxno=1021287