スウェーデンの家具メーカーイケアが東海を日本海と表記した地図を販売して論議を起こしている中、スウェーデンが東海を日本海と表記した教科書を使用している事が確認された。
21日、「経済協力開発機構(OECD)国家の教科書の独島・東海表記現況」によると、スウェーデンをはじめ、日本、フランスなど12カ国は、東海を日本海と単独表記した教科書を採択している。スウェーデンなど18カ国の教科書は、「独島」や「竹島」という表記もなかった。「竹島」と単独表記した国は日本だけだった。
研究者の関係者は「この教科書に、いつから日本海と表記されてたのか把握するのは難しい」とし「スウェーデンの他の教科書には、東海や日本海の内容は、まったくなかった」と話した。イケアのスタッフが、この教科書で勉強した可能性はあるが、断定するのは難しい。
研究者の関係者は「スウェーデンは、教科書の出版社間の競争を通じて教科書を制作する」とし「教師やクラスに応じて様々な教科書と教材が使用されている」と説明した。続いて「スウェーデン国民がどの程度、東海や日本海表記を深刻な問題として見ているかは知ることができない」と付け加えた。
スウェーデンに、日本海表記の教科書があるという事実は、今回の論争が発生した根本的な理由が、国家間の異なる文化や教育が出発点となったという推測が可能である。政界では、政府レベルで外交的な対応が必要だという声が出ている。
パク・ジュソン議員は「イケアが韓国で事業をするならば、全世界で販売しているすべての地図に東海と表記したり、少なくとも東海と併記しなければならない」とし「政府は、企業の事だと考え後手になるのではなく、積極的な外交努力をしなければならない」と述べた。
【記事】
http://news.donga.com/3/01/20141121/68034549/1