現代重工業の労使対立が、今回は会社の業績について鋭く対立している。労組側は、会社が急成長しているにも関わらず、昇給についてはケチだとして正面攻撃に出た。一方の使用者側は、業績悪化に伴う体質改善が必要な時期だとして、労組が無理な要求をしていると対抗している。実際、現代重工業が今年3兆2272億ウォン(第3四半期まで)の史上最大の赤字を記録したにも関わらず、労組は営業利益8890億ウォンを記録した昨年より高い賃金引上げ率を要求している。
21日、現代重工業労働組合のホームページによると、現代重工業労働委員長は、前日行われた桂洞闘争で「会社は急成長するのに、労働者の生活は思わしくない」と主張した。これは、使用者側が19日「今年は創業以来最大の赤字というのが厳然たる現実で、会社はこれ以上余力がない。今は赤字の幅を減らすことが急務」とし「労組はストライキの試みではなく、終了しなければならない」と明らかにした事に対する回答として解釈される。
現代重工業は、第3四半期に営業損失1兆9346億ウォン、当期純損失は1兆4606億ウォンを記録するなど、歴代最悪の赤字を記録している。この日チョン委員長は「会長と社長は何も決定することができなくて、目の前の成果にばかりすがっている」と批判のレベルを高めることもした。このチョン委員長の発言は、課長級以上に年俸制を導入するという決定に対する批判という分析が出来る。
【記事】
http://www.asiatoday.co.kr/view.php?key=20141121010013275