「従軍慰安婦関連の記事を捏造したことはない。自由主義を倒そうとするいかなる暴力にも屈しないだろう」
1991年8月、日本軍慰安婦被害者キム・ハクスンおばあさんの証言を初めて報道したが、日本の右翼から激しい脅迫を受けてきた上村隆前朝日新聞記者は8日、東京新聞とのインタビューでこのように述べた。東京新聞によると、上村と彼の家族は、さる1月、1991年にキムおばあさんの証言報道が捏造されたというある週刊誌の報道後、右翼勢力の執拗な脅迫と嫌がらせを受けたと明らかにした。
日本の右翼は、彼の慰安婦関連の記事が虚偽と主張し、彼を「売国奴」と批判し、さらに「自殺に追い込んでやる」という一文と共に高校生の娘の写真と実名、住所などをインターネットに乗せることもしたという。右翼の抗議の電話やメール攻勢で、彼が教授に内定していた神戸の女子大学は、今年3月に教授採用の契約を解約した。
彼を講師として採用した北海道の北星学園大も爆弾テロ脅迫が有り、来年度は上村と再契約をしない案を検討中だ。
植村は「一人であれば、ここまで来ることができなかった。娘のおかげで頑張ることができた」と述べた。娘は、インターネットに上がってきた写真を見て「間違って出てきた写真が公開されて訳もなく腹が立つ」と毅然とした姿を見せたという。彼はまた「脅迫に負けるな」として自分を雇った大学を応援する人々から励ましを受けたこともあったという。
【記事】
http://www.segye.com/content/html/2014/12/08/20141208003859.html