国土部は昨日「ナッツリターン」事件と関連しバク航空事務長を呼んで、2回目の調査をする予定だったが、バク事務長の出席拒否で失敗に終わった。
彼は8日の国土部の1次調査でチョ前副社長の卑劣な暴行に対して口を閉じたが、12日の検察の調査とインタビュー番組では、チョ前副社長の騒乱行為だけでなく、大韓航空の従業員の懐柔の事実まで暴露した。
(大韓航空の)職員が「国土部の調査担当者は大韓航空出身なので、調査となると、会社側と組んでやる花札賭博」と言ったというから、バク事務長が国土部を信頼しないのも当然である。実際、国土部航空安全監督官16人のうち14人が大韓航空出身である。大韓航空が韓国最大の航空会社であることを勘案しても、過度に偏重している。
航空安全監督官は、航空法上の航空安全に係る施設で帳簿・書類等を検査する公務員なので、航空会社との癒着がある場合、厳正な監督を期待するのは難しい。今回の調査団6人に含まれている2人の航空安全監督官も、大韓航空で同じ釜の飯を食べている。癒着関係を疑われるような人を調査団から排除していないので、どのような調査結果を出しても、「組んでやる花札賭博」という批判を免れることができるか疑問である。
調査過程から公正性の疑問を受け、国土部が大韓航空機内騒乱行為の真相を糾明することができるかは疑わしい。国土部の航空安全監督官が大韓航空出身一色では、乗客はこの会社(大韓航空)の航空機の安全さえ信じることができなくなり得る。
【記事】
http://news.donga.com/Main/3/all/20141216/68561591/1