「今日一日はどうでしたか?」このような質問を受けたとき、世界中の人たちの中で、日本と韓国国民が肯定的に答える割合が最も少ないことが分かった。また韓国人は日本とは異なり、否定的に答える割合も非常に高い方であった。
ワシントンDCに位置するシンクタンクのピューリサーチセンター(Pew Research Center)が44カ国、4万8643人を対象に実施し、先月31日に公開したアンケート調査の結果が明らかになった。今回のアンケート調査は、対面調査を原則とし、一部は書面アンケートで補足した。
アンケート調査は、「今日一日はどうでしたか?」と質問し、世界の人々のほとんどは、「無難な日(typical day)」と答えた。その割合は、10人中6人以上の65%にもなった。ピューリサーチ側は「無難」という回答は、「大きな心配がない」という意味に言い換えられるとした。一方、「良い日」と答えた割合は27%で、「悪い日」という割合は最も低い7%であった。
国別では、日本国民が44カ国の中で最も多い89%が「無難な日」と回答した一方、「良い」と答えたのは8%で最も低かった。その上、「悪い」という比率も2%にとどまり、1%であったロシアとマレーシアの次に低い率を記録した。日本人は、良いか悪いというどちらかの選択を好まないと解釈される。
韓国人は「無難な日」と答えた割合が75%にとどまった一方、「良い」は9%に過ぎなかった。これは日本の次に少ない割合であった。また「悪い」の比率は15%で、調査対象44カ国のうち6番目に高かった。韓国人たちは楽観的ではなく、悲観的な人が非常に多いということだ。
他国を見ると、概ね購買力(PPP)を基準とした実質国民所得が低いほど、生活を楽観的に見ていることが分かった。「良い日」と答えた比率が最も高い国は、58%でナイジェリアであった。南米のコロンビアは57%、ニカラグアは53%、ケニアは52%、ブラジルは51%、ベネズエラは48%であった。
一方、「悪い日」という回答が最も多かった国は、32%のエジプトであり、ヨルダン27%、ウガンダ21%、パレスチナ16%の順であった。これらは主に政情が不安定な国である。
【記事】
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