事実上、非関税貿易障壁の役割をしていた中国独特の輸入検疫基準の変更で、韓国産キムチの輸出に活路が開かれるものと見られている。韓中自由貿易協定(FTA)が昨年11月に妥結されたにも関わらず、今まで韓国産キムチが中国の土地をまともに踏むことができなかっただけに、中国政府の検疫基準の変更は、キムチ業界に朗報となる見込みである。
韓国は中国とのFTA交渉で、自国の衛生基準を掲げて、事実上キムチの輸入を拒否する中国の問題を提起して譲歩を得たが、その代償として自動車など他の製造業競争品目を譲歩しなければならない負担が続くことになった。 これに関連して、韓国政府は2012年以降、キムチの中国側の衛生基準を緩和して欲しいと中国側に要請した。昨年7月に開かれたパククネ大統領と習近平中国国家主席の中韓首脳会談でも、キムチなどの食品を優先協力分野とすることにした。当時、習近平主席は、拡大首脳会談で「私もおいしいキムチが好きだ」とし「衛生基準によって(韓国産キムチが)入ってこれないので、現在、基準を改正中だ。韓国産キムチは、間もなく中国に入って来る事ができるだろう。待ってほしい」と語った。
韓国政府のこのような努力のおかげで、韓国産キムチは中国市場への進出を目前にしている。我が国は現在、日本、アメリカ、台湾、ベトナム、中東など世界各地に年間9000万ドルに及ぶキムチを輸出している。
一方で、大韓キムチ協会によると、中国産のキムチは2011年以降、年間20万トン以上が韓国に輸入されている。韓国に入ってくるキムチは、ほぼすべて中国産である。現在、高速道路のサービスエリアは95%以上、一般的なレストランでも90%以上が中国産キムチを使っているのが実情である。
【記事】
http://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1002852586
韓国の生産者が中国の衛生基準に準じたキムチを作ればいいだけなのに・・・
「ウリは努力したくないから、宗主国様、ちょっとヌルくして欲しいニダ」ですか?
宗主国様からの「現在、基準を改正中だ。」という返答も、数少ない味方を失いたくないのか?他に何か要求するためのきっかけ作りなのか?