日本産と中国産の鉄鋼材が韓国内にあふれて、韓国の鉄鋼産業が日中に挟まれた「サンドイッチ状態」という話が出てきている。国内の企業も競争力を継続して引き上げているが、日中の企業の勢いは増して、ポスコなど韓国企業の位置を脅かす傾向にある。
26日、韓国鉄鋼協会によると、中国産鉄鋼材の輸入量は、2011年に1019万5146tで、2014年には1340万7045tに増加した。また、円安もあって、日本産の鉄鋼の輸入量も、昨年1月の59万3000tから同年9月には68万8000tに増えている。「韓国鉄鋼業の危機」という言葉が出てくる訳である。
しかし、一部では、韓国の鉄鋼メーカーは日本と同等の技術水準になったので、中国産が押し寄せてきているものの、(中国産は)品質が落ちるので、建設、造船業界では依然として韓国の鋼材を好んで使うはずであり、競争力は有ると期待しているが、現実は厳しい。当分の間、日中の鉄鋼企業の上昇の勢いを容認するほかないという意味である。
鉄鋼協会の関係者は「技術的な面で、韓国は日本にほぼ追いついたし、価格競争力も備えた」とし「LNGタンク用の低温用鋼板など、日本だけで独占していたものも最近、韓国メーカーが追い上げている」と述べた。この関係者はまた「中国の場合、恐ろしく追ってきているが、根本的な部分まで追いつくには時間が必要であり、建設業でも高層ビルなどには、相変わらず国産の鋼材を使う場合が多い」と付け加えた。
中国の低価格・物量攻勢を防ぐために、韓国の鉄鋼メーカーは高付加価値製品に焦点を合わせて、中国に対抗する計画である。ポスコは、高付加価値製品である自動車鋼板事業の拡大に乗り出した。
鉄鋼業界のある関係者は「中国が恐ろしい速度で追いついてきているのは事実」とし「私たちが日本を狙っている様に、中国に追い越されない様にするなら、危機意識を持って、さらに競争力を備えなければならない」と助言した。
【記事】
http://www.viva100.com/main/view.php?lcode=&series=&key=20150226010003464
生産力▼
技術−
受注▼
電力費△
ウォン△
韓国製鉄業の実情
日中はパンに例えられてコマッタナー