輸入車業界は、5月から大々的な反撃予告(サブタイトル)
「内需市場シェア70%」を奪還するための現代自動車と起亜自動車の動きが尋常ではない。これまで試みられて来なかった破格的な販売条件を前面に出したからである。このような現代起亜自動車の試みは「輸入車に国内市場の主導権を奪われる事も有りうる」との判断で行われたという評価である。
10日、関連業界によると、今月現代自動車は、何と18年ぶりに主力モデルに36ヶ月無利子分割払い販売を実施する。起亜自動車も異例の既存の割引に別の割引を追加した「二重割引」を前面に打ち出した。現代車が中心モデルについて36ヶ月無利子分割払い販売を行うのは、国際通貨基金(IMF)、経済危機が発生した1997年以来、18年ぶりのことである。起亜自動車も5月、車種によっては56万ウォンから100万ウォンまでの大々的な割引に入った。ここに全車種ご購入のお客様を対象とした更なる特典を追加提供することにした。最新のサムスン電子のスマートフォン(ギャラクシーS6、ギャラクシーS6エッジ、ギャラクシーノート4)の購入時に、40万ウォン相当の特典を追加することにしたのだ。
自動車メーカーが無利子販売などの超特価条件を提示するのは、主に年末である。その年の売上高を高めなければならないからである。しかし、年末でもないのに前例のない大幅値引き条件を掲げたのは、現代起亜自動車の市場掌握力がそれほど悪化したという証明でもある。
業界では、このような現代起亜自動車の動きは、国内市場掌握のマジノ線である70%のシェアを回復するためのものであると予想している。現代起亜自動車は5月、超特価条件を掲げて輸入車の攻勢を防ぐと同時に、以前の栄光を再び占めようという腹案だ。実際、4月の国内輸入車の販売も急減し、現代起亜自動車の戦略に力を与えた格好となっている。輸入車業界によると、今年に入って上昇を続けてきた輸入車の販売が、4月には大きく低下した。4月の輸入車は、1万8202台を販売し、3月の2万2280台、1月の1万9930台に比べて大幅の下落を記録したのである。
業界の関係者は「先月、現代起亜自動車のシェア回復と輸入車の販売台数急減が同時に行われた」とし「これからは、片方は守って、もう一方は奪うゼロサムゲームに突入したもよう」と評価した。したがって、今後、国内市場で現代起亜自動車の反撃が持続して70%のシェアを取り戻すのか、それとも輸入車がすぐに反撃に出るのかは、今月中に決定される公算が高くなった。
【記事】
http://www.asiatoday.co.kr/view.php?key=20150510010004567
あくまでも、品質、信頼 エコ で勝負するだろう。
値引きして買う客と、高くとも「安心」「安全」「エコ」な車を選ぶユーザー層は異なる。
値引きして台数販売しても、会社の業績が悪化したのでは何にもならない。