現代重工業でまた労災事故が発生して、労働者が惜しい命を失った。
現代重工業の下請け業者で働くパク某(38)氏が14日、蔚山現代重工業社内で車に轢かれて亡くなった。その前日には、クレーン運転手が14mの高さから落ちて重体に陥った。連日で人身事故が起きたのだ。
現代重工業は、昨年だけで下請労働者9人が労災事故で命を落としている。このようにして、最近10年間で70人を超える労働者が死亡した。このため、現代重工業は「労災共和国」「死の造船所」という汚名がつきまとう。
15日、現代重工業労組下請け支会と現代重工業によると、パク某氏は、14日午前9時頃、納品業者の従業員が運転していたダンプトラックにひかれた。バイクに乗っていたパクさんは、ダンプトラックが近づくのを見て急いで避けたが、トラック運転手がパク氏を見ておらず、右折して事故が起きた。現代重工業蔚山造船所は、608万1000平方メートルに達するほど広い。なので、造船所で働く従業員は、ほとんどがバイクを利用するという。
今回の事故発生前日の13日にも、現代重工業造船所で労災事故が発生している。クレーンを運転をしていた正規職労働者が14mの高さから落ちて大怪我した。
現代重工業の労働災害のほとんどが下請け業者の労働者に集中しているのは、会社が危険な業務を下請け業者に丸ごと押し付けているからである。このため、労災事故の場合、最高経営陣を刑事処罰することができる「企業殺人法」を韓国でも制定しなければならないという声が出ている。
15日、労働党は報道官の論評を出し「お金は上に流れ、危険だけが下に流れる「死の落水効果」をすぐに終えなければならない」とし、企業殺人法の制定を政界に促した。
現代重工業の関係者は、本誌との電話インタビューで「昨日の事故は、作業中に発生した労災事故ではなく、社内で起こった交通事故」と明らかにした。続けて「労災事故を減らすために安全対策を強化しており、特に社内協力会社の従業員への安全教育と点検を重点的に実施している」と明らかにした。
【記事】
http://www.dailiang.co.kr/news/articleView.html?idxno=82715
作業中であろうが、構内交通事故であろうが、労災は労災、考え方がオカシイ。こんな考えだから年間平均7人もの死亡事故が発生する。
セオール号沈没事故をみても韓国全体が人命軽視であることが分かる。
こんな会社は早く淘汰されるべきである。
安く売る為に安全など二の次、三の次のような韓国の産業。それを批判しない日本のマスコミは大問題だろ。