「市場シェアも守らなければならない。出血をしても、持ちこたえることが最善である」最近、業績悪化中の現代車幹部の発言である。
ルーブルとレアルなど新興国通貨とユーロ、円などの価値が落ちる状況で、現代起亜自動車の第1四半期の決算は、なすすべもなく防御が不可能な事態に到達するしかなかった。アメリカではディーラーのインセンティブ(奨励金、値引き)を高めたし、ブラジルとロシアでは収益性が悪化している中、販売を維持してシェアを高めた。収益は減ったが、シェアを守るために出血覚悟の苦肉の策を敢行する他はなかったからだ。
一方、ドイツ車と日本車メーカーは、為替レートを背負ってアクセルペダルを踏んだ。為替レートが原因で収益が増えても、価格は据え置いて利益が増えた一方、韓国メーカーは出血に耐えなければならない状況が現れているのだ。今のところ為替レートが変わらない限り、現代車は持ちこたえる戦略に入るしかない。
アメリカでは、第1四半期、「現代エラントラ(車種名)」に与えるインセンティブは、1台当たり2900ドルで、前年比90%増加した。現代車全体の販売インセンティブも、前年同期比で29%の増加となり、収益に打撃を受ける他はなかった。ロシア市場では、現代起亜車と世界の自動車メーカーの戦略そのものが異なっていた。認知度が高いグローバル企業は、工場の稼動を中断したり、生産ラインまで撤退することを検討しているのに対し、現代起亜自動車は逆にシェアを拡大する戦略を選んだ。ゼネラルモーターズ(GM)は、ロシアの現地生産ラインを撤退する事で確定し、今年中にサンクトペテルブルク工場を閉鎖する予定である。年内にオペルブランドとシボレーの主要なモデルをロシア市場で販売終了させる予定である。日産は、3月16日から31日までの半月間、サンクトペテルブルク工場の稼動を中断していた。フォルクスワーゲンとフォードなども生産の削減を推進している。
その結果、現代車は第1四半期、ロシア市場とブラジル市場でのシェアがそれぞれ19.8%、8.7%と拡大したが、為替レートの悪化で収益率は良くなかった。現代自動車の第1四半期の営業利益率は7.58%であるのに対し、世界トップレベルのBMWは12.1%、トヨタも8.93%を記録して、コントラストをなした。
現代車は今月、アメリカ市場に新型ツーソンを投入して、7月と10月にヨーロッパや中国などで順次発売し、新車効果を期待している状況である。
現代車の関係者は「ドイツ車や日本車などの競合他社が為替安を背負って販売攻勢を強めており、韓国メーカーは苦戦すると予想される」とし「当分の間は、環境が変わるまで、シェアを高めながら耐える一方、様々な新車効果を享受することができるように時期を検討中である」と話した。
【記事】
http://www.fnnews.com/news/201505171723441329
デザインは全て外国メーカーのパクリ
技術もデザインも何も持っていない韓国
それを知らない韓国人が異常です!
シェアだけ伸びても、その為に赤字に陥ったら会社は潰れる。
これは今時の経営者の発言ではない。