ポスコが底知らずの墜落をしている。第1四半期の業績不振に検察の捜査まで重なり、なかなか反発の糸口を見つけられずにいる。
7日、マーケットポイントによると、ポスコの株価は今年に入って約17%転がり落ちた。対外的にはもちろん、対内的にも好材料を探してみるのが難しいほどの環境だ。何よりも、中国の景気回復が振るわなくて、鉄鋼需要も回復する兆しを見せていない。鉄鋼需要の不振は、第1四半期の業績で明らかになった。ポスコの第1四半期連結ベースの営業利益は、昨年第1四半期水準である7312億ウォンとなり、8372億ウォンと予想された市場の期待値を10%以上下回った。
チョン・スンフンKDB大宇証券研究員は「中国の不動産景気悪化と中国の鉄鋼メーカーの高級鋼板の生産設備増設は、ポスコにとってリスク要因」と指摘し、目標株価を33万ウォンとし、従来よりも2.9%下方修正した。
裏金造成疑惑で3月から始まった検察の集中捜査も株価に負担として作用している。匿名を要求した金融投資業界のある関係者は「検察の調査が長引き、ポスコへの投資心理が萎縮している」と述べた。
ここに、系列会社のポスコプランテックのワークアウト(企業改善作業)決定の影響で、他の主要系列会社の信用格付けが格下げされるなど、系列会社の構造調整をめぐるリスクも株価下落を引き起こす要因の一つとして数えられている。
しかし、市場はそれなりにポスコに希望の光を見出している。業績の改善を期待しているのである。第2四半期を底に鉄鋼需要が回復し、下半期から業績改善局面に進む可能性が高いと見ているのである。
キム・ユンサンLIG投資証券研究員は「第3四半期から営業利益は、販売量の増加で6000億ウォン中盤を上回る見通し」とし「子会社の業績も建設(E&C)部門を中心に緩やかに改善されるとみられ、株価も後半から回復するだろう」と予想した。
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株価が下がる材料はあっても上がる材料はないんじゃないの?