経営難に陥っている現代重工業が3億ドル(3300億ウォン)規模の転換社債(CB)を発行する。リストラを終えたクォン・オガプ現代重工業社長が本格的な流動性の確保を通して、財務構造の改善に乗り出したというのが業界の評価だ。
10日、IB(投資銀行)業界によると、現代重工業は、財務構造の改善のために3億ドル規模の転換社債の発行を決定した。転換社債の担保は、保有している自社株だ。現代重工業は、現在1350万株の自社株を保有している。前日終値(12万2500ウォン)基準で約1兆6500億ウォンである。
現代重工業が自社株を担保にした大規模な転換社債の発行に乗り出す理由は、悪化した財務構造のためである。現代重工業は、2013年第4四半期から6四半期連続で赤字を記録している。昨年は、3兆2495億ウォンの営業損失を記録した。今年は、人員の構造調整の過程で退職慰労金が発生し、2000億ウォンに近接する営業赤字が発生した。この影響で、今月初め「韓国信用評価」は、現代重工業の社債格付けを従来の「AA(否定的)」から「AA-(安定)」に下方修正した。造船・海洋部門を中心とした主力事業が優れた市場地位と多角化された事業基盤を保有しているにも関わらず、低価格の受注および工程の支障(労組活動)で収益構造が悪化した点が等級格下げの要因として挙げられた。
持続している経営難にクォン社長は、昨年9月に就任以来、大々的な構造調整を行った。今年初めには、全従業員の5.3%に相当する1500人の事務職を減らす希望退職を実施した。去る3月には、長期勤務女性社員580人を対象にした希望退職も実施した。資産の売却は、一足先に行われた。昨年、KCC株式7.63%、POSCO株式1.00%、韓国電力技術4.69%など計8280億ウォン分を売却した。
業界関係者は「現代重工業は、信用格付けの低下と大規模な赤字が全て公開された状況で、(社債の)発行に出ている」とし「まだ危機的状況が続いているだけに、非中核・不要資産などの物的構造調整は、当分の間、続くだろう」と述べた。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2015061010112511000&type=1&MS2
早期退職金の確保
否定的から安定? まあ、AAで否定的ってことはないだろうが・・・
社債の償還が不可能と判った時点で株をもらって株価が下落する前に売却?インサイダーしか出来ない芸当だよ。
丸ごと中国の自動車会社に買ってもらった方がまだましなんじゃね?
真面目にやらない仏罰だ!
もしかしてクレジット・クランチが発生してるのかも知れないね。