最近、雇用労働部長官が現代起亜車の高賃金に言及して話題だ。
彼は、政府が推進する労働改革と関連して「最も重要なのは、自動車業界である」とし「現代起亜車、両社の賃金の平均が9400万〜9700万ウォンで、1人当たりの国民総所得(GNI)と比較すると、現代起亜車は3.3倍、トヨタは1.7倍」と指摘した。このように、世界最高水準の高賃金と生産性の低さのため、国内の自動車産業の競争力が落ちるという懸念が後を絶たない。
韓国自動車産業協会によると、この賃金水準は、ドイツのフォルクスワーゲン(6万4783ユーロ・約9062万ウォン)より僅かに多い数値だと言う。また、事業報告書を根拠に推定したトヨタの838万円(8351万ウォン)よりも多いのだ。売上高に対する賃金の割合も、韓国5社の平均は昨年基準で12.4%で、フォルクスワーゲン(10.6%)やトヨタ(7.8%・2012年基準)よりも高い。
以上を総合すると、外国企業よりも付加価値が低い製品を生産しながら、賃金は同等以上ということになる。
産業研究院研究委員は「(韓国の)蔚山工場は、1970年代に作られたが、一方の海外工場は、2000年代以降に作られたため、生産性がより高いという言葉は正しい」としながら「このようなことを考慮しても、韓国工場と海外工場の違いはあまりにも明らかであり、韓国工場の生産性は低いとすることができる」と述べた。
【記事】
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