中国のあちらこちらの高層ビルで使用されているエレベーターの中で「サムスン」という商標を付けた製品を時々見ることができる。よく見てみると、サムスン電梯(三星電梯)と会社名が簡体字の中国語で書かれている。サムスン電子の製品と錯覚するほどだ。
しかし、サムスン電子は、エレベーターを生産していない。このエレベーターは、「揚州三星電梯」という中国の民間エレベーター製造会社のものである。メーカーのホームページを見ると、サムスングループのものと酷似したような青色の楕円形のロゴを見ることができる。(記事左)
サムスンのロゴは少し傾いているが、この会社のロゴは、水平の形態という点が違っている。ロゴには、「THREE STARS」と書かれている。サムスンのロゴを模倣して作った「偽物」という疑問については、証拠が無い。「単なる偶然の一致」というのが「三星」の主張だ。
しかし、サムスンは、これを見ているだけしかない状況だ。商標権訴訟で敗訴したからである。
サムスンの中国法人の法務関係者は、「どうせサムスンは、エレベーターを扱っていないので、混乱の心配がなく実質的に大きな被害はない」としながらも「実質的な営業被害はなくても、ブランドイメージの管理のために侵害事例には積極的に対応しており、今年九件の勝訴事例がある」と述べた。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://joongang.joins.com/article/043/18692043.html?cloc=joongang%7Cext%7Cgooglenews