現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋など、世界の造船業界を席巻している国内造船「ビッグ3」は、今年最悪の業績を記録した。現代重工業1兆2,610億ウォン、大宇造船4兆3,000億ウォン、サムスン重工業1兆5,318億ウォンなど、造船3社の今年第3四半期の累積赤字だけですでに7兆ウォンを超えている。造船3社が同時に1兆ウォンを超える大規模な赤字を出したのは史上初めてだ。
その結果、造船会社は、現金を確保するために大規模なリストラ、資産売却など緊縮経営に突入した。産業銀行など債権団から4兆ウォン台の支援を受けている大宇造船は、ソウル本社社屋と堂山洞社屋などの不動産と非中核子会社等の資産を売って7,500億ウォンを調達し、今後3年間の構造調整、経費及び資材費の削減などで1兆1,000億ウォン以上の損益改善を達成する計画である。
造船3社の危機は、造船所がある蔚山、巨濟地域経済に致命的な打撃となっている。問題は、来年である。しかし、来年の造船業の展望も今年に劣らず憂鬱という分析である。
産業研究院は「来年の経済・産業の展望」報告書で「不透明な世界経済の回復と船の供給過剰で来年の船舶受注が減少すると見込んでいる。来年も世界経済の回復が遅く、船舶の過剰状態が持続されて船舶発注の増加を期待するのは難しいだろう」とし、産業研究院の関係者は「原油安基調が継続する場合は、LNGのほか、ほとんどが売り基調を示す見通し」とし「発注が集中していた原油運搬タンカーとコンテナ船の発注も減るだろう」と憂慮した。
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【記事】
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