アメリカメディアが黒田博樹(39)への賛辞を送った。アメリカの「CBSスポーツ」は、広島東洋カープに復帰を宣言した黒田に「日本出身でメジャー史上最も成功した投手」と褒め立てた。
28日、同媒体は「最高の日本人MLB選手」というタイトルの記事を掲載した。記事では、セイバーメトリクスの指標の一つとして、現在、大リーグで最も重視されるWAR(Wins Above Replacement)を使用して、歴代日本人選手のランキングを作った。WARは、打撃、守備、走塁と投球を総合的に評価して選手の寄与度を示す指標で、そのポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ多くの勝ち数を上積みしたかを表す。
1位は断然イチローだ。イチローが今年までの14年間、大リーグでプレーし積み上げたWARは58.8で、2位の野茂英雄の21.8よりもはるかに高い。野茂は、1995年LAドジャースに入団して12年間メジャーリーグのマウンドを踏んで、2008年に引退した選手だ。野茂に続いて黒田が21.7で3位に入った。
記事では、黒田が7年間、LAドジャースとニューヨークヤンキースで211試合に先発して3.45の防御率を記録したことを高く評価した。同媒体は「通算記録がメジャーリーグ進出前の広島での防御率3.69を上回る成績である。黒田は、日本からきて、自身のパフォーマンスを向上させた希有な例である」とし「ドジャースとヤンキースであげた79勝79敗という記録は、彼のメジャーリーグの7年を正確に表現するものではない」と述べた。続いて「現時点で黒田は、日本出身の投手でメジャー史上最も成功した投手であることは間違いないだろう。ダルビッシュ有や田中将大が黒田のキャリアの価値に並ぶには、あと2、3年は必要となるだろう」と述べた。
【記事】
http://www.xportsnews.com/?ac=article_view&entry_id=537432