日本の漫画「キャプテン翼」は、現実と乖離が有ります。JTBCグローバルトークショー「異常会談」に出演したアルベルト・モンディ(30・ イタリア)が語った言葉だ。アルベルトは「現実に日本サッカーはワールドカップで決勝進出もしなかった。ところが、キャプテン翼では、日本が世界のサッカーの頂上に立っている」と笑った。するとエネス・カヤ(30・トルコ)が「現実で満たされていないため、漫画で代理満足するようだ」と付け加えた。
「キャプテン翼」は、世界的なサッカー選手たちにインスピレーションを与えた作品である。ジネディーヌ・ジダン、フランチェスコ・トッティ、ティエリ・アンリ、トーレスが「キャプテン翼」を見た後、サッカー選手の夢を見た。無限の想像力を持つ漫画の力である。ただし、日本のワールドカップ優勝は、夢想に近い。
「キャプテン翼」を見て育った日本の選手たちは、ブラジル W杯で「優勝が目標」と宣言した。しかし、現実にはグループリーグ敗退。今月14日、日本はブラジルに0-4で惨敗した。日本は最近、ブラジルに対し4戦4敗1ゴール15失点を記録している。日本がサッカーに注いだお金は天文学的である。ブラジルよりも洗練された訓練施設とインフラを構築してじっくりと努力した。しかしネイマール一人に翻弄されるのが現実である。
すると、日本から2つの反応が出てきた。現役選手は「ブラジルとの実力差を縮めることは、自分の努力にかかっている」と勇気の言葉を語った。サッカーファンたちも「戦術的によく準備したらいつかブラジルを撃破する日が来る」と口をそろえた。
一方、日本のサッカー評論家セルジオは「ブラジル戦で8点をくらうこともあり得た」とし「過去のワールドカップで、すでに世界トップクラスとの差を確認した。(ただし、誰も)反省していない」と批判を加えた。
日本サッカーは、一歩一歩を踏み出し、現実を直視する必要がある。ブラジルワールドカップで対戦したコートジボワールの弾力性、コロンビアの柔軟性、ギリシャのフィジカルは日本が備えていない部分である。ブラジルと戦えば、大量失点する理由もサッカーのすべての要素で日本が劣勢だからである。
【記事】
http://www.dailian.co.kr/news/view/463865